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工芸家のための金属ノート/鹿取一男/著者の研究の世界での深い造詣と長年の学問的業績があってはじめて書き得た著書と言ってよい
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商品詳細情報
| 管理番号 |
新品 ：35605169761
中古 ：35605169761-1 |
メーカー | 3adfbc1 | 発売日 | 2025-04-10 12:23 | 定価 | 2500円 | ||
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| カテゴリ | |||||||||
金属工芸の作品リスト
レディースの製品
私の事務所近くの背に2メートル近い高さの花瓶が飾ってある。200年か300年前の器製のものらしい。これだ けのものを焼き上げるには、さぞ大きな葉が必要だったろう。 使った土の量もさぞかしと思う、大きいことに感心はするの だが,どうやって作ったかという疑問は湧いてこない。
ところが, 一緒に並べてある火縄銃に対しては、銃身の穴 はどうやってあけたのだろう. 火薬が後ろに暴発しないよう に、何でとめてあるのだろうか. 16世紀の日本に、どれほど の冶金技術があったのだろうかと興味はつきない。
金属の世界には,物はあるが、さてどうやって作ったかと 考えると不思議なこと, 不可解なことが多い. 中国の股間時 代の青銅器,本書にも出てくる正倉院御物の金属器, 奈良の 大仏, 数え上げればきりがないほど多くのこれらの金工品は 千年、二千年にわたって, コツ, 秘伝として工人たちのあい だに伝えられ培われてきたものの結晶なのであろう.
そのコツ, 秘伝を現在の科学知識で考えれば,理にかなっ たものとうなずけるものもあり, どうしてこんな, ふつうな ら考えもしないであろう理屈を体得したのであろうかと改め て先人の知恵に感服することもある.
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